家具OEMとODMの違い

OEMでは、発注者のブランドで製品を作ります。発注者が図面やデザインを用意する場合もあれば、製造者が設計支援を行う場合もあり、実際の役割分担は案件ごとに異なります。ODMは、製造者が企画・設計まで担い、発注者ブランドで提供する形を指すことが一般的です。

呼び方だけで判断せず、デザイン、構造設計、試験、知的財産、金型、品質保証を誰が担当し、成果物を誰が保有するかを契約前に確認します。

STEP 1|商品企画と販売条件を整理する

用途、対象顧客、販売価格、販売数量、使用場所、デザイン、必要機能、希望納期を整理します。家庭用と業務用では使用頻度や求められる耐久性が異なり、ホテル、飲食店、オフィスでは清掃性、交換性、搬入性も重要です。

目標原価だけでなく、梱包、輸送、保管、組立、検品、不良対応を含む着地原価を設定します。初回数量と継続時の想定数量を分けて提示すると、工場が設備・治具・材料調達を検討しやすくなります。

STEP 2|仕様書を作り、工場を選定する

仕様書には、外形寸法、材料、構造、仕上げ、色、金物、張地、クッション、荷重条件、組立方法、梱包、表示を記載します。参考画像だけでなく、優先順位と変更できない条件を伝えることが重要です。

工場は、得意な素材と構造、類似品実績、設備、生産能力、品質管理、最低発注数量、輸出経験で比較します。木工が得意でも金属加工や塗装は外注という場合があるため、主要工程の製造場所も確認します。

STEP 3|見積条件をそろえる

見積では、本体単価、最低発注数量、試作費、設計費、金型・治具費、梱包費、検品費、輸送条件、支払条件、見積有効期限を確認します。材料や仕上げの前提が異なる見積は、金額だけでは比較できません。

数量別単価も確認し、初回小ロットと本量産の費用を分けて計画します。量産単価を下げるための仕様変更は、外観や耐久性への影響と合わせて判断します。

STEP 4|試作と評価を繰り返す

試作では、見た目だけでなく、座り心地、安定性、強度、操作性、組立性、清掃性、搬入性を実際の使用条件で評価します。寸法と材料を測定し、図面どおりかも確認します。必要な法規・規格・社内基準に応じた試験は、量産前に計画します。

指摘は写真に番号を付け、修正内容、担当、期限を一覧化します。修正版の図面とサンプルを最終承認し、これを量産の基準品にします。

STEP 5|量産・検品・納品を管理する

量産開始時は、初品で材料、色、寸法、組立、外観を確認します。工程中は、後から見えなくなる接合や下地を重点的に記録し、完成後は決めた検査基準で数量、外観、機能、梱包を確認します。

海外生産では、出荷後に修正する時間と費用が大きいため、出荷判定を明確にします。納品先が店舗や建築現場の場合は、搬入時間、車両制限、階段・エレベーター寸法、階別仕分け、組立担当まで計画します。

依頼前に用意すると進行が早い資料

すべてが完成していなくても、商品コンセプト、参考画像、概略寸法、希望材料、目標価格、数量、納期、納品場所があれば初期検討を始められます。不明点を明示し、試作で決める項目を分けると進行がスムーズです。

  • 商品コンセプトと使用場所
  • 参考画像・スケッチ・図面
  • サイズ・材料・色・機能
  • 目標価格と予定数量
  • 希望納期と納品場所
  • 必要な試験・表示・梱包

よくある質問

図面がなくても家具OEMを相談できますか?

相談可能な場合があります。参考画像、用途、概略寸法、数量、価格帯から始め、設計支援の範囲と費用を確認します。量産前には正式な図面と仕様書が必要です。

最低発注数量はどのくらいですか?

製品、材料、工場、既製部品の使用可否で異なります。初回は試作・小ロット、本量産は数量別見積とし、継続計画も含めて相談するのが現実的です。

開発にはどのくらいの期間がかかりますか?

設計の完成度、試作回数、試験、材料調達、数量、輸送方法によります。発売日・開業日から逆算し、仕様承認と再試作のための余裕を確保します。

家具OEMをアイデアから量産へ

株式会社H&Sが、仕様整理、工場選定、試作、量産、検品、輸送まで、オリジナル家具づくりを支援します。

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